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WEBブラウザで3DCADデータを安全に閲覧する方法

最近、個人的にGoogleのChromebookのPCを仕事で使うことができるか調査・検証していまして、その中で、3DCADデータを閲覧して形状の確認ができないか調べてみました。

ここでのポイントは、Chromebookなので、WindowsのOSではなく、ChromeのWEBブラウザで閲覧できるサービスを探すことです。そのため、必ずWEBに一度はデータをアップロードすることになってはしまいます。企業の機密なデータをクラウドなどにアップロードするのが禁止されている場合には、使用することはできませんので、ご注意ください。

Autodesk Viewer

Autodesk Viewer は、DWG、STEP、IGES、Solidworks など、ほとんどの 2D/3D ファイルをサポートしており、任意のデバイスで 80 種類以上のファイル形式を使用できます。Autodesk Viewer の注釈および描画ツールを使用すると、必要なフィードバックを取得できるため、オンラインでのコラボレーションが簡単になります。

AUTODESKアカウントを作成すれば、無料で直ぐに使うことができます。

Autodesk のビューアをダウンロード | 無償のオンライン ビューア | Autodesk 公式
CAD、DWG、DWF、DXF ファイルなどを表示するには、Autodesk のビューアをダウンロードします。ブラウザでファイルをアップロードして表示できるほか、自分にあった無償ビューアをダウンロードして使用できます。

ファイルをドラッグ&ドロップでアップロードすることで、読む込みがスタートします。

操作画面は非常にシンプルで計測したり、断面を確認したりすることができました。

データは25個までアップロードしてクラウドに保存しておけるようです。また、データは30日間保管することでき、必要であれば延長ボタンを押して保管することができそうでした。

Autodesk Viewerは「長期保存用ストレージ」というより、一時的にCADデータを閲覧・共有するサービスと考えた方が良さそうです。データの保管が30日間できますが、特に保存しておく必要がなければデータ確認後に削除した方がデータ漏洩を防ぐことができて良いと思います。

Online 3D Viewer

Online 3D Viewerは、Webブラウザ上で3Dモデルを表示できる無料のオープンソース3Dビューアです。公式サイトにアクセスして3Dデータをドラッグ&ドロップするだけで、様々なファイル形式の3Dモデルを確認することができます。

操作画面は非常にシンプルで計測を行い形状の確認することができました。

機能性としては、Autodesk Viewerの方が良そうですが、個人的に便利だと感じたポイントの一つとして、アカウントを作らなくても利用できることです。Webサイトを開いて、そのままファイルを読み込めます。GoogleアカウントやAutodeskアカウントなどでログインする必要もありません。

もう一つ注目したいのが、データの扱いです。Online 3D Viewerは、3Dモデルをサーバーに保存せず、処理はブラウザ内で行われるため、「クラウド上にCADデータを保存したくない」という場合に利用できるサービスです。ブラウザを閉じる前にダウンロードやSTLやOBJでエクスポートすることはできました。

ただし、会社の機密情報や顧客から預かったCADデータなどを扱う場合は、サービスの仕組みだけで判断せず、会社の情報セキュリティ規定や契約内容なども確認してから利用した方がよいでしょう。

Chrome拡張機能

今回、ChromebookのPCを使うことを想定して、WEBブラウザで3DCADデータを閲覧できる方法を調べていましたが、STLファイル形式であれば、Chromeのアプリが色々とありました。

STLビューワーを使ってみましたが、測定などはできなく、形状を3Dで見るだけでしたね。それでも、どんな形状かをみたいだけであれば十分ですかね。これもデータは保存されずに一時的に開くだけでした。

別な3Dビューアーも試してみました。STLだけでなく、OBJなども読み込めました。

こちらの方が機能が豊富で計測もすることができました。こちらの方が良いですかね。

まとめ

今回は、WEBブラウザを使って3DCADデータを閲覧する方法として、「Autodesk Viewer」「Online 3D Viewer」「Chrome拡張機能」の3つを紹介しました。

Autodesk Viewerは、STEPなどさまざまなCAD形式に対応しており、ブラウザ上で手軽に3Dデータを確認できます。一方で、データをクラウド上にアップロードして利用するため、会社や顧客の機密データを扱う場合は、社内ルールや契約内容を確認しておく必要があります。

Online 3D Viewerは、STEPやSTLなどに対応し、アカウント登録も不要です。ローカルファイルを開く場合は、基本的にブラウザ内で処理されるため、データを外部に保存したくない場合の選択肢としても注目できます。ただし、重要なデータを扱う場合は、利用するWEBサービスそのものが社内規定上問題ないか確認することも大切です。

また、STLデータを中心に手軽に確認したい場合には、Chrome拡張機能の3Dビューアも便利です。インストールしておけば、Chromebookでも簡単に3Dモデルを確認できます。ただし、拡張機能によって対応形式やデータの扱いが異なるため、権限や開発元、プライバシーに関する説明を確認してから利用することをおすすめします。

このように、Chromebookでも専用の3DCADソフトがなくても、WEBブラウザを活用することで3Dデータを閲覧できます。

他にもWEBブラウザ上で動く3DCADとして、PTC社のOnshapeがあり、無料から始めることができますが、これは、無料版だとクラウドに保存したデータを非公開にできないので、今回の紹介するツールには入れませんでした。閲覧だけでなく3DCADデータを作成することはできますが、仕事で使うには有料版の契約が必須です。

Onshape塾
「Onshape塾」の記事一覧です。

大切なのは、「開けるかどうか」だけではなく、「そのデータをどこで処理するのか」「外部へアップロードされるのか」「データは公開されるのか、非公開にできるのか、共有可・不可か」まで確認してサービスを選ぶことです。

ちょっとした形状確認であれば、ブラウザ型の3Dビューアはとても便利です。用途やデータの重要度に合わせて、安全性と使いやすさのバランスを考えながら活用していきたいですね。

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