2020年9月22日(火)SOLIDWORKSの認定試験であるCSWA-Simulation(シミュレーション:CAE)を受験して何とか合格しました。
CSWA-Simulationとは、応力解析および有限要素法(FEM)の原理を理解し、基礎知識があることを証明するものです。
試験時間は2時間。
専用のテスターを利用してインターネットに接続してのオンライン試験です。指定された3DモデルデータをダウンロードしてSOLIDWORKSで開き、問題の指示どおりに設定を行い解析を実行して結果を回答していきます。その他にも文章問題を選択式で答える問題もあり、全部で20問。100点満点で合計が70点以上が合格となります。配点は1問3点から高いものだと20点のものもありました。(←これは間違えられないだろうと何回も見直しましたね。)
試験に出てくる解析問題は、アセンブリではなく単部品の静解析の問題でした。材料を指定して拘束をし荷重を設定して、メッシュを作成し解析を実行後、結果を確認するという解析の一連の流れを行えることが求められます。
拘束や荷重の詳細な設定、結果の細かい確認方法も知っている必要があります。私は試験をしながら、えーっと、どこで設定するんだっけ?と迷ったりもありました。
公式サイトに書かれている内容が以下になります。
- 基本的なビューの作成
- 機械工学 – 静的
- 材料の強度
- 有限要素法/有限要素解析理論
- SOLIDWORKS Simulationに適用される概念:
- トップレベル
- 静的解析スタディの定義
- 材料の適用
- ソリッドモデルと板金モデルの操作
- ソリッド、シェル、およびビーム要素の定義
- 接合部、接触セット、接触タイプの適用と編集
- 標準および詳細設定の拘束と外部荷重の定義
- SI /英国単位系の知識と設定および編集
- ローカルおよびグローバル座標系の定義
- 軸力、せん断力、曲げモーメント、安全率を理解する
- 接触セット、接触、ボンドなどの接触ロパティの定義
- 結果フォルダーに表示するプロットの設定と変更
- マルチボディ部品を異なるソリッドボディとして使用する
- 部品とアセンブリの異なるメッシュタイプ、品質、およびパラメーターの作成
- 問題を最適化するための指示に従って異なるソルバーを選択する
- 結果が有効で、妥当であるかどうかを判断する
- SOLIDWORKS Simulationが解決できる問題の種類を理解する
- SOLIDWORKS Simulationヘルプの使用
基本的には上記の内容すべてを理解しておくのが合格に必要ですが、受けてみた私が何となくココは注意した方が良いだろうというのを赤字にしました。
問題によって単位がmmだったりインチだったり、Nだったりkgfだったり、Paだったりpsiだったりと変わってくるので注意して回答していってください。
その他、静解析でできることできないこと、有限要素法としてメッシュの設定による違いなども理解しておく必要があるでしょう。
その他の情報については、公式サイトをご確認ください。
https://www.solidworks.co.jp/sw/support/CSWA-Simulation.htm